伝統工芸ネイル

Products 開発素材

西陣泊 Nishijin-haku

京都・西陣の帯

西陣帯をご存知ですか?西陣箔とは京都・西陣という地域で受け継がれる帯を指し、山森氏は引箔(ひきばく)という技術を用いた西陣帯を30年ほど手がけてきた職人です。強い和紙の上に箔で彩色を施し、1mm幅に裁断した糸状のものを横糸に、絹を縦糸に通し、一本の帯を織り上げます。「西陣帯のようなシート」ではなく、「西陣帯そのもの」が、伝統工芸ネイルの西陣箔です。植物から作られる和紙を土台に、鮮やかで煌びやかな箔の散る西陣箔シートは薄く、加工に適した素材となっています。

西陣箔の誕生秘話

元々螺鈿彩シートを製作いただいていた山森氏からの考案により、西陣箔のネイル素材化がスタートしました。これまでに培ってきた山森氏の帯作りの技術と、独自の感性によって織りなされる西陣箔は、螺鈿彩と同じく一度手がけたものは二度と同じものが生産できないため、大変希少性の高い素材となっています。西陣帯に携わってきた山森氏だからこそできる表現とその伝統美に魅了されるファンが続出しています。

西陣帯の歴史

平安時代から続く西陣帯は、室町時代の応仁の乱が終わった後に「西陣織」と呼ばれるようになりました。西陣織は先染めの紋織物で、多くの品種を少量ずつ生産するのが特徴です。一般的に「箔」とは薄くした金属や金粉などのことを指しますが、西陣では貼り絵箔など彩色を施した状態の和紙を「箔」と呼びます。箔は「織り手さん」と呼ばれる織り職人の元へ送られ、織機を用いて正絹を縦糸にかけ、箔を横糸にかけます。その昔に西陣では、織り手さんが「ガッチャガッチャ」と糸を織る音が絶え間なく聞こえていたそうです。

Craftsman 参加職人紹介

山森博之 京都箔鳳工房 代表

日本の伝統工芸技術が多く残る土地、京都の螺鈿職人として活動している山森先生。元劇画作家でもあり、優れたアートセンスと感性を持つ職人。従来の螺鈿を使用した重箱など以外にも、螺鈿を用いて絵画を描く「新しい伝統の形」を模索し続ける作家でもある。

京都箔鳳工房

〒602-8158 京都市上京区中務町490
TEL: 075-811-8991
MAIL: kyobinowa@gmail.com

Web site