伝統工芸ネイル

Products 開発素材

螺鈿彩 Raden-sai

海の宝石を職人の技で

艶やかな独特の色彩を放つ螺鈿(らでん)に、職人の技術で彩色を施した「螺鈿彩(彩)」。職人の手作業で彩られる色彩により、見る角度で表情を変える螺鈿彩は、眺めているだけでも心が躍る美しさ。一度手がけた商品は二度と再現することができないため、現在発売れている商品の全てが売り切れ次第生産終了の希少価値の高い素材です。人気のお色味のものは発売と同時に即完売してしまうなど、伝統工芸ネイルファンの間でも特に人気の素材となっています。

螺鈿彩の誕生秘話

細やかな加工や色付け、色彩は職人・山森氏の感性によって生み出される、まさに「アート」の世界。山森氏独自の技法で生み出された1mm単位のマス目状の折り目加工により、シートには柔軟性があり、カーブのあるネイルアートに適した素材となっています。可能な限り薄くシート状にするための打ち合わせを幾度となく繰り返し、本物の貝殻をベースに山森氏だからこそ表現できるアート性の高い「螺鈿彩ネイル」が誕生しました。

螺鈿の歴史と職人の技

螺鈿の歴史は古く、紀元前3000年頃のエジプト文明にまで遡ります。日本には9世紀ごろに伝わり、奈良時代・平安時代に盛行しました。 螺鈿は主に漆器や帯などの伝統工芸に用いられる装飾技法の一つで、貝殻の内側、虹色光沢をもつ真珠層の部分を切り出した板状の素材を使用します。螺は貝、鈿はちりばめることを意味します。貝殻の煌めきは自然の贈り物ですが、宝石のように美しい輝きを発揮するのは、貝殻の持つ魅力を作品に合わせて極限まで際立たされる、職人の技術です。貝殻を一枚一枚切り抜き、薄く磨き上げ、さらに山森氏の独自の感性により彩色を施すことで、 細かく繊細な模様を表現することができます。

Craftsman 参加職人紹介

山森博之 京都箔鳳工房 代表

日本の伝統工芸技術が多く残る土地、京都の螺鈿職人として活動している山森先生。元劇画作家でもあり、優れたアートセンスと感性を持つ職人。従来の螺鈿を使用した重箱など以外にも、螺鈿を用いて絵画を描く「新しい伝統の形」を模索し続ける作家でもある。

京都箔鳳工房

〒602-8158 京都市上京区中務町490
TEL: 075-811-8991
MAIL: kyobinowa@gmail.com

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