伝統工芸ネイル

Products 開発素材

Urushi

100%本物の漆を、職人の技術で

日本の和を象徴する朱赤や、漆黒の発色が美しい漆。鮮やかな色彩を放つ色合いは、他の塗料では表現し得ない奥深い伝統の「和の色」。そして一枚一枚が職人の手作業で作られる一点物です。機械などを使った工程はひとつもなく、漆の色合いや模様、シート化するに至る魔dれその全てが職人の手作業で行われいています。そのため同じ柄は一つとして存在せず、一枚一枚が唯一無二のオリジナル作品です。

漆シートの誕生秘話

幾度となく打ち合わせを繰り返し、「ネイリストの目線」と「職人の目線」その両方から意見を出し合い、何度も調整し実現したのがこの漆シートです。本来は木材を塗装する用途で使う漆を、どのように改良しネイルに埋め込むのか。薄いシート状にするために試行錯誤し、ネイルアートに適したフィルムのような質感を実現しました。ネイルアートとして爪先に乗せても厚みが出ないようとても薄い素材となっているため、正しい技法を応用することで美しいネイル作品へと仕上げることができます。

漆1万年の歴史

漆の歴史は長く、約1万年前の縄文時代の装飾品にも漆が使用されていました。飛鳥・奈良時代には仏教の伝来により、仏具や寺院などにも使用されるようになり、漆を用いて絵画なども描かれるようになりました。鎌倉・室町時代になると漆器産業も盛んになり、貴族が日常的に使用する食器も漆塗りのものが使われています。江戸時代になると様々な文化とともに漆塗りも一層栄え、全国でも地域の特産品として漆器が生産されていきました。水戸黄門でおなじみの印籠にも、様々な漆の技法が用いられています。開国により海外との貿易も盛んになり、繊細で鮮やかな漆器は大変人気で、日本の漆や漆器は「JAPAN」と呼ばれるようになりました。しかし明治・大正・昭和時代になると、産業革命による近代化や戦争などの影響で高価な漆器の需要が大きく減少し、その後の高度経済成長により再び漆器の需要が高まりましたが、現在は後継者不足などの影響により衰退傾向にあります。

Craftsman 参加職人紹介

江原繁治 江原漆工所 代表

日本の中心に位置する愛知県を拠点に漆職人として活動する江原先生。従来の重箱や仏具を中心とする漆工芸の他にも、シガーチューブや腕時計ケースなど、様々な漆作品を製作し続けている。柔軟な思考を持ち漆の可能性を模索し続ける中、藍rishとのコラボレーションが実現する。

江原漆工所

〒466-0051 愛知県名古屋市昭和区御器所1-15-3
TEL: 052-882-2029
FAX: 052-882-2069